「Office Live Small Business」に関しては、先日の記事「MS、無料の中小企業支援インターネットサービスを正式運用へ〜情報共有や顧客管理機能」でも少し概要は触れているが、彼のコラムでも改めて書かれている。
スモールビジネスがターゲットとされているが、実際には、個人や仲間で使っても便利なものとなっている。電子メールや予定表はもちろん、ウェブサイトの提供、ドキュメントの保存スペース、Wiki、Blog、チームディスカッションなど、一般的に必要だとされているサービスがスイートとして揃っている。しかも、これらの基本的なサービスは、すべて無料で提供されている。
という、端折って言えば、無料で便利なグループウェア的なビジネスツール。上記引用部分をパッと見ただけでも便利そうなのはおわかりいただけるだろう。
そして本題の「Office Live Small Business」の使えない点。彼のコラムは、
MicrosoftのOffice Live Small Businessが14カ月間という長いベータ期間を終え、正式にサービスインした。ただし、Outlookとの連携という、もっとも重要な仕様の1つを積み残したままのスタートとなってしまっているのが残念でならない。
という書き出しから始まっているのだが、最後の方では
配布された評価ガイドにもしっかりカレンダーの同期ができると記載されている。記者会見の会場でも聞いてみたが、その問題は認識しているというし、フィックスに向けて努力を続けているともいうが、なにやら奥歯にもののはさまったような言い方だ。1年になろうとしている不具合を、未だに放置しているというのは、いったい何なのだろう。しかも、Office Live Small Businessの予定表リンク先は、MSNカレンダーとWindows Liveカレンダーベータが混在していて余計にややこしくなっている。これでは使いものにならない。Office Live Small Businessの崇高な志も、こんなつまらないことで台無しになってしまっている。つまり、Microsoftは予定表に関して、まともなサービスを提供する気がまったくないととられても仕方がないだろう。
と、「使いものにならない」とまで書かれている。
自分はまだ使っていないのだが、彼のように本当にツールとして使おうと思っていた人の感想は、(場合によっては特殊な場合もありあまり参考にならない時もあるのだが)予定表の同期という非常に重要な部分なだけに、かなり参考になりそうだ。
もちろん、「Office Live Small Business」の機能はそれだけではないので、そこを重要視しない使い方であれば、その点に関して問題はない。全てが「使えない」という結論ではないのでその点は気を付けていただきたい。
ただ、彼のコラムで気になったのは、Googleと比較して、MSはあまりニーズに対応するつもりがないか、対応が出来ない体質になっているのでは、のようなことを書いているところだ。
そうであれば、一見便利そうな「Office Live Small Business」も、個々の機能を本気で使っていこうと思って見ていくと、実はどれも中途半端で使えないのかもしれない。
そして、それをニーズに沿って改善していく気がないのであれば、彼の書くとおり、MSはGoogleに負けるだろう。

